Travel Journals
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ネタフラッシュバック

 

3月7、8、9日


「ブルース・リー」!?

フロリダに行く前のデニソンでの野宿にて。何か食べるものに困った俺たちは、中華をデリバリーすることに決めた。英語だらけの電話帳の中に、ひときわ目立つ名前が…!!!

 「ブルース・リー」

怪しすぎである。
いかにも中華っぽい名前だったので、中国語も話せるレオさんに電話をしてもらった。レオさんは中国に留学経験があるため、中国語が超うまい。英語と日本語を加えて3ヶ国語だからすごいなぁ。
 

「ニーハオ!」と切り出し、中国語でなにやら会話をしてると、突然、レオさんが英語でDon't hang up!  Don't hang up!って連呼するではないか!?これは明らかに異常事態である。しばらくすると案の定、電話は切られてしまった。

まあこれで懲りないのがレオさん。また中国語でかけ直す。またもやコミュニケーションに苦労してる。
どうやら相手は
No!No!No!  I don’t understand what you say. I don’t understand what you say.  Bye-bye!  Bye-bye!  Bye-bye!しかいわないらしい。

困ったレオさんは、PLEASE BRING ANYTHING FOR US!!!と、もうやけくそである。そしてなんとか7日の夜は食事にありつけた。

そして8日の夕方。俺たちはまたも懲りずに「ブルース・リー」に電話する。今度は中国人のヤンに電話をかけさせる。

「ブルース・ルゥイィィ〜↑」

と威勢よく電話にでる店員。しかし、またもや「I don’t understand what you say!」を連発するではないか!?そして「Bye-bye!  Bye-bye!  Bye-bye!」と言って電話を切ってしまった。もうヤンはぶち切れである。

次なる中国人のアダムが挑戦するもJust come here!と言われる始末。

どうして中国人が中国人とコミュニケーションがとれないのかは疑問だ。マンダリンと広東語の問題なのか?でもそもそもマンダリンと英語もしゃべれない中国人がオハイオの田舎でどうやってデリバリーをしてるのかは深い謎のままである。結局、レオさんが前日と同じように交渉を成立させてくれた。「ブルース・リー」恐るべし!!

実は次の日も、またまたブルース・リーに電話をかけちゃったりしてる(笑)その日は、日曜日で休みだったのかつながらず、結局、他の中華をデリバリーした。味は悪くはなかったけど、さすがに3日連続中華はくどかったなぁ。その辺もネタぁ?

 

カーティスにて暇つぶし

カーティスに閉じ込められた我々6人組はやることがなかった。とにかく時間を潰す必要がある。そこでケイにプレステを持ってきてもらって、俺の大好きな「パワプロ」をやることにした。この野球ゲームはかなり凝っている。配球とか読まないと打てないし、選手のデータもかなりマニアックである。たまたまケイと俺は同じくらいの達人だったため、勝負するとおもしろい。俺は地元の中日ドラゴンズ、ケイが巨人で対決。

ゲームが始まり、5分くらいするとヤンがやってきた。

It’s so boring! こんなつまらないゲームは初めてだ。他のをやろう」

 

ヤンの「It’s so boring!」はあまりに有名である。旅先でも少しでも退屈するとあからさまに「It’s so boring!」パーティーに行っても、すぐ飽きて「It’s so boring!」。
この超わがまま一人っ子め!!まあ中国は一人っ子政策だから仕方ないんだけどさ。

そんなヤンの性格を知ってる我々は、それを聞いて、大爆笑。「まただぁ〜!」って感じ。結局、パワプロはすぐにやめて、ヤンの好きな「鉄拳」をすることに。こうなるともう大はしゃぎである。本当に単純なやつだなぁ〜(苦笑)


カーティスにて「みんなのゴルフ」をするみんな


あとは映画見たり、(「千と千尋〜」は感動したからしっかり見たけど、他のは寝てて覚えてない)、あとビデオ見たり…。このビデオが留学生活の虚しさを物語る。レオさんが録画してきた「さんまのからくりテレビ」などを見るんだけど、レオさんたちはもう同じの3回目とかである。日本的笑いがほしいときは、日本の番組のビデオをみるのが我々の習慣である。んでみんなで大笑い。でもそのビデオも3本くらいしかないから、同じのを何回も見るわけであり…。ドラマとかも同じのを何度もだし、もちろん結末はいつまでも分からない(苦笑)それにしても名作映画ならともかく、普通のバラエティーを3度も見ることは、日本にいたら、ありえないよね。あぁ〜早く日本でテレビ見たいなぁ…。

夜にはみんなでトランプゲームして盛り上がった。たかがトランプゲームなのにものすごいテンション。大貧民やダウトが特におもしろかった。七並べはヤンが「It’s so boring!」って言ったから、一回で却下されたけどさ(笑)

ダウトではみんなの演技派ぶりが目立ったなぁ。んで、誰かを陥れてはバカ笑い。やることがないぶん、こうやって楽しめることもある。あんまり忙しすぎる生活してるとそういうの忘れちゃったりするなぁ。「無駄な時間」が最高に貴重だったりするときもあるのだ。

 

朝起きると…

今回は「野宿」である。寮のラウンジに勝手に侵入して、そこのソファーなどで寝るというありえない行為。外はマイナスの世界であるが、室内はセントラルヒートにより、超暑い。半そで短パンでも暑いくらいである。あまりの暑さに眠れないくらいの勢いであった。しかし朝起きてみると、みんなの服装が全く変わってるではないか!?ティーシャツ一枚で寝てた人が、なんとコートを着てスヤスヤ寝てたりする。この現象は…!!!

てか寝る前の推定温度が30度くらい(誇張しすぎ!?)でも朝の気温は10度以下だったかも。この気温差はありえない。突然暖房がおかしくなったというかさ。みんなあまりの寒さに、起きて、着替えて、また寝てたようだ。まあ「野宿」だからしかたないっか!

 

帽子がない!

2時半にマイアミに向けてデニソンから出発する。まずはオハイオのコロンバス空港に行き、それからデトロイト経由でマイアミに向かう。長い移動になりそうだ。

飛行機の中ではあまりにも疲れてた俺は、昼寝。熟睡してたと思う。んでデトロイトに到着したときは少し、パニックで飛行機を降りた。んで、乗り換えのためにシャトルに乗ってると、ふと何かを忘れたような… 

あれ!帽子がない!!

帽子を座席に忘れてきてしまったのだ。焦った俺の頭には、その帽子との思い出が走馬灯のように駆け巡っていた。パッゾというメーカーの名前だからだろうか、デニムの生地に、Pのマークが3つだけというシンプルなデザイン。アメリカで髪を切るたびにとんでもない髪型にされるので、アメリカでは帽子をかぶってるときが多い。ファッションに適当なアメリカのキャンパスライフでは、もはや「セット=帽子をかぶる」ぐらいの領域である。

日本人がこの帽子を見ると、なぜかエロいとか言ってきたりする。そやつらは3つのPから何を連想してるのだろう…。

その帽子がなくなるとは非常事態である。急いで、自分の飛行機のところに戻って、自分の座席番号を伝え、探してもらうと、帽子はあっさり見つかった。それにしてもこのボケた性格はどうにかならんかなぁ…(苦笑)

飛行機はいつも通り遅れた。でも30分だからよしとしよう。度重なるトラブルを経て、俺の心も広くなったものだ。ちなみに今回の旅では荷物検査があまり厳しくなかったのがすごく楽だった。いつもは厳重にチェックされる中国人のヤンも、あっさり通過してたし。マイアミについたのは12時過ぎ。疲れたなぁ。



進路の悩み

移動時間には、ゆりかさんといろいろ話してた。生物学専攻の4年生。確かたんぱく質に興味があるんだったような…。彼女には日本にいるときからメールなどでいろいろお世話になっていた。なぜかお互い日本人なのに、全て英語でやりとりしてたけど(笑)

今回の旅では進路のことなどを語ったりした。彼女はアメリカの大学院に合格してて、その返事を4月前にしないといけないということで、かなり現実的な悩み。それに比べて俺はまだフラフラしてるなぁ。ゆりかさんと話してるとアメリカの大学院に行きたくなってしまったり。特に日本と違うなぁって思うのは、大学院生の段階で給料がもらえることかなぁ。200万円を超えるような授業料(私立だと400万円以上とか)も免除だし、その他にも200万円以上お金がもらえる。もちろん個人差はあるけど、大学卒業後に自立できるのがいい。それにアメリカは高学歴高学位社会。学位が高いほうが待遇がいい。それに比べ、日本では、大学院に行くと「世から外れる」とか言われる。あと「文系大学院生の9割が歩く不良債権」とはうまくいったよね。日本の大学院生を取り巻く環境は問題がいっぱいだなぁ。そのことを考えれば、もし本格的に勉強したいなら、やっぱアメリカかなぁって思う。まあでも最近は、勉強にやる気がしないのが一番の悩みではあるが…。

進路のことはまだ時間もあるし、ゆっくり考えよう。

 

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